③療育編

人生を変えるピアノとの出会い②

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

難病を持って生まれた息子の成長日記をブログで現在時系列にずっと書いていますが、幼稚園(年中)の時に同じクラスだったSちゃんママの紹介でピアノ教室の体験に行きます。

息子は長期入院の影響で、成長発達が大幅に遅れています。
当時、作業療法としてリハビリにも週一で通院していましたが、一つ一つの行動が遅く当時なかなか改善が見られない状態でした。

そんな中私は「ピアノは息子にとってハードルが高すぎるのではないか」と不安しかありませんでした。
妻の「ピアノは練習すればするほどうまくなる。うまい下手は関係ない。ピアノを習い続けることで自信をつけさせたい。」という熱い言葉に押され、半信半疑のまま体験教室に行きました。

ピアノ教室は幼稚園の近くにありましたが、家からは車で約20分ぐらいの場所でした。

私たちと同じ子育て世代の先生で、とても優しくおっとりとしたマイペースな先生でした。
「息子の性格に合うかも」
それが第1印象でした。

息子の難病についても話しましたが、「全然心配ないですよ。息子さんのペースで体調を最優先に無理のないように通ってください。」というお言葉をいただき、安心しました。

週1のレッスンでしたが、体調が悪い時や通院の日は「振替可能」とのことでありがたかったです。

息子はというと・・・
とても楽しそうです。
初めての場所に行くと、親が一緒にいてもたいていガチガチに緊張していた息子でしたが、初日からニコニコうれしそうにレッスンを受けています。

帰りの車の中で早速息子に感想を聞きました。
「楽しかった」
「ピアノ教室に通いたい?」
「うん。だっておもしろいもん」
「じゃあピアノを習おうか」

速攻で決まりました。
息子自身が楽しんでいたというのが何よりも決め手になりました。

「仲良しのSちゃんもいるし、もし続かなかったら辞めてまた違うことを習えばいいわけだし・・・」
そんな軽い気持ち始めたのが「ピアノ」です。
(妻はこの時、息子が一生ピアノを続けるとわかっていたようです。)

年に1回ピアノ教室の発表会もあるとのことで、人前で何かを発表するいい機会だなと思いました。

「何か一つでも自信をつけさせたい」
妻のピアノに対する熱い思いが私の心を動かしました。

「息子とピアノ」息子の人生を今後大きく変えることになる運命の出会いでした。

7年たった今は「ピアノを習い続けて本当に本当に良かったな」というのが率直な感想です。

次回はその後(5歳)から現在(12歳)まで「息子とピアノ」について熱く熱く語らせていただきます(笑)

-③療育編
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