③療育編

子供が安心できる環境

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が当時5歳の時の写真です。

4月(2014.4)に療育と幼稚園(年長)がスタートしました。
療育、幼稚園、リハビリ、病院とあわただしい日々が続いています。

療育の先生は鹿児島でも有名な先生でした。
その先生からいつも言われていた言葉があります。

「子供には何より安心できる環境を作ってあげることが大切」

最初、私はこの言葉の意味があまりわかっていませんでした。

「家はもちろんのこと、幼稚園も療育もちゃんと調べていいところに入園しているから、息子の場合は安心できる環境を作ってあげれている」と過信していました。

療育に入っているうちにだんだんその言葉の意味がわかってきました。

「親が安心できる環境を作ってあげているから大丈夫」ではなく、「子供が安心できる環境にいるのか」が大切なんだということがわかりました。

それは常に子供と向き合っていないとわかりません。

私が息子と接する中で、常に心掛けていることが2つあります。

1.子供といっぱい話す

まず何より必要なのは子供との会話です。

とにかく子供といっぱい話をしてください。
特に大事なのは子供の話をよく聞くことです。

子供は親にいっぱい話をしたいのです。
そして、話すことで安心感が満たされます。

子供がどんどん話したくなるようにオーバーリアクションで聞いてあげてください。

途中、言葉につまることがあっても決して先回りして答えず、会話をサポートしてください。

基本じっくりと聞くことが大切です。

息子の場合は、気管切開の影響でまだうまく話すことが出来ませんでしたが、それでもとにかくいろいろなことを話しました。

 

例えば、幼稚園のことを聞きたいとします。

いきなり「幼稚園は楽しい?」って聞いてもたいてい「わかんない」と返事が返ってきます。

そこで、まずは全然関係のない話から入ります。

「妖怪ウオッチで誰が好き」

「ジバニャン?」

「〇〇くんってジバニャンに似てるよね」

「似てないよ」

「だって優しいよ」

「うん」

「他に誰が優しい」

「〇〇ちゃん」

「〇〇ちゃんとはいつも何して遊ぶの?」

「折り紙を作って遊んでる」

切り込み成功です(笑)

こうやって聞き方次第でどんどん息子が幼稚園でどう思っているのかを聞きだすことができます。

そして、息子もどんどん話すことで安心感を与えることが出来ます。

子供さんがうまくいってない時は、まずは会話です。

あの手この手で会話をうまく引き出して下さい。

また会話のテクニックについては後のブログで詳しく説明します。

2.子供と一緒に遊ぶ

次に子供と一緒になって遊ぶということです。

息子は長期入院の影響で、特に警戒心が強くなっていました。

公園に行っても、一人では遊具で遊べませんでした。

だから私はとことん息子に付き合いました。

息子の運動機能もアップするので一石二鳥です。

 

よく行く公園に大きなロケットの形をした遊具(巨大ジャングルジムみたいなもの)がありましたが、よく息子と一緒になって頂上まで登っていました。

頑張って息子と一緒に頂上まで登るわけです。

仲良くならないはずがありません。

そうやって息子はどんどん安心感で満たされていくのです。

 

 

子供と「いっぱい話すこと」「一緒に遊ぶこと」

あたりまえのことですが、意外とできてないものです。

特に今は親がスマホについつい夢中で、子供が一人さみしく遊んでいる光景をよく目にします。

子供が安心感に満たされるはずがありません。

 

「子供が安心できる環境」にいるかを常に確認し、「子供がうまくいっていないな」と感じた時は、必ず一度立ち止まり、原点に戻ってこの2つを試してみてください。

簡単でしかも思った以上に効果を発揮するはずです。

 

なぜ安心できる環境が大切なのかというと次のブログでまた説明します。

ブログを見ていただきありがとうございます。

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