初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』)
息子が小1(2015年3月)の時の写真です。
小学校1年生の3学期が終わりました。
本当に長い長い1年でした。
成長発達が2年遅れていた息子にとって、課題がはっきりとわかった1年でした。
通知表の結果は・・・まずまずです。
小学校入学時はあれほど絶望的だった勉強も、何とか人並みの成績まで引き上げることができました。
手取り足取り予習復習を一緒にがんばった成果が出ました。
特に予習が良かったようです。
授業前に教科書を徹底的に読み込んだことで、授業中の理解度が全然違うんですよね。
1学期は理解度も絶望的なレベルだったけど、諦めずに取り組んで正解でした。
何度教えてもなかなか理解してもらえない時は、イライラが積もりましたが、私も感情を抑えるのに必死でした。
やっぱり子供って楽しくないとやる気もなくなるんですよね。
「どうやったらモチベーションを上げれるか?」
そればかり考えていました。
算数なんて、実際にみかんを使って楽しく教えてました(笑)
でも、コツコツ積み上げていくことで、少しずつですが確実に成果は表れます。
テストの点数もみるみる上がってくると、子供はもちろんうれしいけど、親の私はなぜかもっとうれしいんですよね。
自分のこと以上にうれしくなります。
私自身そこにやりがいを感じていました。
私は小学校の6年間、徹底的に息子に手取り足取り勉強を教えてきました。
休日も返上で大変でした。
でもやっぱり子供って小学生の時に基礎がしっかり出来上がると、中学生からが楽なんですよね。
土台がしっかりしているから、後は自分自身でやればやるほど伸びるようになります。
どんどん自分で理解していくので、中学生になってからは、一切教えていません。
ていうか、難しくて教えられません(笑)
勉強の進捗具合の確認と、効率的なやり方のアドバイスだけして、あとはほとんど息子に任せています。
小学1年生の時に「動物将棋」すら理解できなかった息子はもうどこにもいません。
特に勉強が苦手な子は、小学校だけでも親がしっかり勉強を教えてあげることをオススメします。
確実に成果は表れます。
一番苦労したのが体育です。
やはり幼稚園の時と違って、小学生になると差が開くんですよね。
「何をやっても上手くできない。」
息子にとって、体育の授業は特に劣等感の塊だったと思います。
少しでも楽になるようにと、体育の授業も先取りして教えていました。
時間があると公園で息子と特訓していました。
例えばドッジボールの授業始まるとわかると、ボールを持って息子と公園へ繰り出す感じです。
できないと子供ってやりたくなくなるんですよね。
運動は勉強よりも苦労しました。
息子が嫌がらない程度に、いかにモチベーションを保ちながら一緒に楽しめるかを徹底しました。
ちょっと頑張ればできるような目標を毎回立て、できるようになったら息子と一緒に喜びを爆発させました。
もう自分は大人しいキャラだからとか言ってられません(笑)
でも、長期入院の代償は大きいようです。
なかなかうまくなりません。
体育だけは、特別支援学級の先生についてもらい、フォローしてもらってました。
劣等感の塊だった息子にいつも言ってた言葉があります。
「体育は入院してたんだから仕方ない。」
割り切りです。
正直親の私の中でも諦めもありましたが、
「できないものはできない。仕方がない。」
親である私たちが、できないことを受け入れいい意味で腹をくくったことで、息子に変化が表れました。
安心感です。
劣等感が安心感に変わったんです。
「体育ができないのは仕方がない」
「できなくても、お父さんお母さんはわかってくれている。」
「できない僕も認めてくれている。」
「できなくても別にいいんだ」
息子はできないという劣等感から少しずつですが解放されていくのがわかりました。
先生のサポートもあり、安心して体育の授業に取り組めるようになりました。
子供は安心できるようになったら、もはや無敵です。
自分なりに楽しめるようになるんですよね。
「他の子よりできないのは当たり前、でも自分はここまでできた。」
自分軸をだけで物事を見る目が育つんですよね。
これが自己肯定感ってやつだと思います。
息子は運動会や持久走大会でビリでも全然平気です。
嘘のような話ですが、楽しむ余裕があるんですよね。
お友達がお応援してくれた、先生やお母さん方が拍手してくれた。
「うれしかった」
素直に感謝できるようになっていったんですよね。
私も当時は「どうやったら成長発達遅れを取り戻せるか?」そこばかりに目がいってしまってました。
でもただガムシャラに取り組んだ結果、わかったんです。
遠回りはしましたが、私の中で答えが出ました。
この「何事も自分なりに楽しめるようになること」が、子供の世界では大切なことのひとつのような気がします。
苦手なことを克服させることに力を入れるのではなく、苦手なことも自分なりに楽しめるようになる
そこが大事なような気がします。
劣等感を感じて、自分自身で努力し克服することも大事です。
でも、いくら頑張ってもどうにもならないことって世の中にいくらでもあります。
その時に毎回劣等感を感じてはマイナスの感情しか生まれません。
時には諦めることも必要です。
できないことを素直に受け入れ、割り切ることで、子供たちは自然とまた自ら道を切り開いていきます。
自分なりに楽しめるようになるといつの間にかできるようになることもあるのです。
親はいつもがんばっている子供たちの一番の理解者であり、いつでも安心させることのできる存在でいたいですね。
ブログ更新が全然できておらず申し訳ございません。
見ていただき本当にありがとうございます。