初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』)
息子が当時5歳の時の写真です。
療育のイベント「親父と朝まで語ろう会」はまだまだ続きます。
療育でお母さんが頑張っている姿のスライド写真を見ました。
そして、療育の先生からの熱いお言葉
会場は更にヒートアップします。
次に出席していた親父たち全員、自己紹介と今悩んでいること・取り組んでいることを一人一人スピーチしていきます。
最初の方が熱いスピーチをされたので、親父たちもつられて熱いスピーチをします。
私の順番が来ました。
・難病で長期入院していたため、息子の成長発達が大幅に遅れていること。
・小学校上がる前に特にコミュニケーション能力の向上に取り組んでいること。
・その他、運動機能や食事面についても悩んでいること。
みんなが真剣に聞いてくれるので、私も珍しく熱く語っちゃいました。
子育てに関する悩みや取り組み内容をみんなの前で発表する機会が今までなかったので、本当にいい機会でした。
・みんなの前で言うことによって、私自身の中でも気持ちが整理され、前向きにがんばろうという気持ちになった。
・みんなの悩みを聞くことによって、「悩んでいるのは自分だけではないんだ」と安心し、気持ちが少し楽になった。
・他の方が取り組んでいる内容がとても参考になった。
中には、4人子供がいて4番目の子が「多動」で、3人も子育てしているけど、「4番目の子とどう接していいのかわからない」という方がいました。
あちこち動き回ってもう手に負えない状況らしいです。
子育てって本当に難しくて奥が深いなと感じました。
でも、療育の先生が言うにはこうやって悩みをみんなの前で打ち明けることが大切だそうです。
家族だけで悩んでてもなかなかうまくいかないこともあります。
こうやっていろいろんな人の意見を聞いて、試行錯誤取り組んでいくことが大事です。
その後は療育の先生とそれぞれの親父がフリートークです。
親父たちの話し合いも続きます。
療育の先生から
「奥さんも〇〇君も一生懸命療育に取り組んでいるから大丈夫よ」
「時間はかかるけど、大事に大事に愛情たっぷりそそいで子供に安心できる環境を作ってあげて」
「とにかく焦っちゃダメ」
「今〇〇君に一番足りないのは自信よ」
「本当に自信ある子はどこでもやっていけるの」
「一人ぼっちでも気にしないような子供になれればいいの」
もうはっきりとは覚えていませんが、そのようなアドバイスをもらった気がします。
妻からこの話はよく聞いていましたが、直接療育の先生からこのアドバイスをいただいて本当に勉強になりました。
こうして、「親父と朝まで語ろう会」は朝までとは言いませんが、深夜に終わりました。
行くまでは気が重かったけど、行って本当に良かったなと思いました。
・子供だけでなく妻へのサポートが大事
・子供には愛情たっぷり大事に大事に育てる
・安心できる環境を作っていく
・自信をつける
この日から私の中で子育てに対する意識が変わったような気がします。
幼稚園だけでなく、療育のイベントにも積極的に取り組むようになりました。
7年たった今、息子は自分に自信をもって、楽しい中学校生活を送っています。
この時期に療育に出会っていなかったら、私たち家族はまったく違う人生を送っていたと思います。
療育に出会えて本当に良かったなと思っています。
この時の先生のアドバイスをしっかりと受け止め、実行したことが何より子供の成長につながったと思ってます。
大人になるとなかなか叱ってくれる人はいません。
療育の先生には何回も怒られたけど、本当に私たち家族のことを思って接してくれました。
本当に感謝しています。
数年前、ある集まりで療育の先生にばったり会いました。
その時、息子に「がんばってるね。元気になって良かったね。」と温かく声かけていただきました。
そして妻は療育の先生に笑顔でバチっと背中をたたかれました。
とても痛かったようです(笑)
ほめられることはありませんでしたが、きっとこう言いたかったのだと感じました。
「本当にがんばったわね。あなたのがんばりがあったからこそ子供の成長につながったのよ。やってくれたわね。」