③療育編

親父と朝まで語ろう会 前編

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が当時5歳の時の写真です。

場所は当時の社宅です。

部屋が散らかっててお恥ずかしいですが・・・息子の笑顔に負けて公開することにしました(笑)

7月(2014年)に入り、ついに私が恐れていた日がやってきました。

療育のイベント「親父と朝まで語ろう会」です。

(はっきりとは覚えてませんが、確かそんな名称だったような気がします。)

 

なぜ恐れているかと言いますと・・・

この前の年に、療育に無断で連携している幼稚園を変更して、療育の先生(理事長)にこっぴどく怒られたあとだったからです。

(幼稚園を変更した内容は過去のブログを参照ください。)

 

療育の先生(理事長)は、鹿児島の療育では第一人者とも言える有名な先生(女性)でした。

子供たちには笑顔でとても優しく接しているのですが、親に対してはとことん厳しい方でした。

療育の先生が近づいただけで空気がピリピリしていました。

私たち夫婦も子供に関することを先生に質問され、うまく答えられずよく怒られていました(笑)

 

でも、ただ厳しいだけではなく、愛のある厳しさでした。

本当に子供たちや家族のことを思っているからこその厳しさだったと思います。

ちゃんと療育の先生の思いは私たちにも届いていました。

先生のおかげで親として成長させていただきました。

 

それでも正直びびっていました(笑)

「親父と朝まで語ろう会行きたくないなー」

「しかも朝までだって・・・」

それが本心でした(笑)

 

前のブログでも書きましたが、そもそも私は療育が苦手でした。

幼稚園には頻繁に顔を出していましたが、療育はイベント以外は妻に任せっぱなしでした。

怒られるからとかそういうのではなく、「親子で何もかもさらけ出してみんなと一緒に遊ぶ」のが内向的な私には向いていなかっただけです。

 

例えば子供がうまくできたことはみんなの前でオーバーリアクションでほめる。

ただそれだけのことですが、私にとってはハードルが高すぎました。

それをさらりとこなす妻がうらやましく思えました。

(「ここを逃げずに飛び込んでいれば、私も更に一皮むけたのかな」と今となっては後悔しています。)

 

そんな中「親父と朝まで語ろう会」が始まります。

隣には妻も息子もいません。

私一人です。

でも一つだけ安心したことがあります。

どのお父さんも「何を言われるんだろう」とみんなびびっていたからです(笑)

 

会が始まりました。

まずは療育での取り組み内容について、写真付きのスライドを見ます。

お気づきかもしれませんが、療育の写真はほとんど家にありません。

なぜなら、写真を撮る間もないぐらい妻は療育で息子ととことんふれあっていたからです。

いつもヘトヘトになって療育から帰って来ました。

(息子は逆にハイテンションでしたが・・・)

妻から療育での様子は聞いていましたが、実際の療育内容の写真を見てどの親父も圧倒されます。

 

・子供とお母さんが一緒に泥だらけになって泥山をすべっている写真

・絵具まみれになって親子でこいのぼりを作っている写真

・親子で楽しそうに走り回っている写真

 

「お母さん本当にがんばってるなー」

親父たちはみんな同じ気持ちでした。

そして、何よりも感じたのが、どの写真を見ても子供とお母さんがとても楽しそうなことです。

みんな笑顔がはじけていきいきとしていました。

 

そして、療育の先生からのトドメのひとこと

「子育ては何よりお母さんが楽しんでいるかが一番大事なの」

「お母さんが楽しまなきゃダメ」

「お母さんが楽しむことで子供も安心するの」

「そんなお母さんをサポートしていくのがお父さんよ。わかる?」

「子供だけでなくお母さんにも目を向けないとダメなの」

はっきりとは覚えてませんが、このようなことを言われた気がします。

漫画の世界の「全身にカミナリが落ちた感覚」でした。

 

確かにこの時私は息子のことには一生懸命でしたが、妻に対しては余裕がなくほったらかしだったような気がします。

どのお父さんもハッと気づかされた感じでした。

もちろん私もです。

その言葉が熱く心に突き刺さりました。

子供だけでなく妻のサポートもしっかりとしていかないといけないなと改めて気づかされました。

「妻は子育てを楽しんでるのかな?」

本当にドキッとさせられました。

 

 

長くなりましたのでここでいったん終わります。

「親父と朝まで語ろう会」

次回私も含めたダメ親父たちが生まれ変わります(笑)

 

 

いつもブログを見ていただき本当にありがとうございます。

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