ブログ『わくわく日記』番外編です。
修学旅行から帰ってきた中2息子は幸せいっぱい。
我が家の食卓は、息子のお土産話がとまらない。
豪華なホテル、おいしい料理、行く先々での珍事件・・・
面白おかしく話をしてくれる。
息子の話しが止まらない。
コロナの影響で、しばらく旅行にも行けていない私たち夫婦は息子の話に引き込まれる。
そこで気づいた。
「本当に話すのがうまくなったなぁ」
赤ちゃんの時の気管の手術で4歳までずっと気管切開(のどに穴を開け、チューブを入れ、そこから呼吸する方法)していた息子
その影響で、4歳まで声も出すことができなかった。
小学校1年生の時に成長発達2年遅れと診断された。
当時は本当に悩んだ。
うまくしゃべることができなかった。
例えば、「遠足どうだった」と聞いても、「楽しかった」の一言で終わり。
「どこが楽しかったの?」と聞いても、「ホワイトタイガーが寝てた」そんな感じだった。
我が家は一人っ子のため兄弟もいない。
その上、学校でもなかなか友達ができず、一人ぼっちの時間が多かった。
このままでは会話が全然上達しない・・・
私たち夫婦は焦った。
なるべく息子と会話するように心掛けた。
でも、会話ってすぐにはなかなか上達しない。
親が焦れば焦るほど、イライラが伝わり、余計息子は話したくなるんじゃないかと気になった。
幼稚園の時はリハビリで言語療法士のところにも通っていたが、あまり効果はなかった。
そこでTVを見て思いついた。
子供たちが大好きな「ランキング」
「これだ!」と思った。
この「ランキング発表」で息子との会話を活性化させようと考えた。
例えば、家族みんなでバイキングに行ったとする。
家に帰ったら、おいしかったものランキングをみんなそれぞれ発表するという、いたってシンプルだ。
最初は「ベスト3」から始めた。
まずはそれぞれで考え、おいしかったものを3つに絞る。
そして、自分の中でおいしかったものの順番を決める。
そしていよいよランキング発表
「バイキングでおいしかったものベスト3」
普段、まじめで物静かな私ですが、精一杯おちゃらけて言う(笑)
「じゃあ3位からね」
息子に聞く。
「ハンバーグ。だってソースが甘くておいしかったよね。」(息子)
「おー、おいしかったね」(私)
「私も入れようと思ったんだよね」(妻)
「じゃあパパは?」(息子)
「かに」(私)
「あー、わかる」(妻)
「ぼくはカニは4位だった」(息子)
こんな感じ
単純だけど、めちゃめちゃ盛り上がる。
息子も楽しくて、どんどん自分から話してくる。
楽しかったことって、人に話したくなる。
「この思いをみんなに何とか伝えたい」
そこをうまく活用した。
どういうところがおいしかったのか自然にわかりやすく話せるようになる。
人の話もじっくり聞けるようになる。
人の意見を踏まえ、自分の意見もしっかり言えるようになる。
気になったところは質問する習慣もつく。
その際、息子が正しくない言葉を使ったときは、さりげなく正しい言葉をサラッと教える。
「考える力」「話す力」「聞く力」「共感する力」「協調性」「積極性」「その他」
生きていく上での必要な力が一気に身に着く
楽しい思い出をみんなで振り返ることで、盛り上がり、家族みんなでコミュニケーションがとれる。
ガチガチの会話の練習より100倍自然に楽しく言葉を学ぶことができる。
ちょっとしたディベート(笑)
本当にオススメ
バイキングだけでなく、旅行で楽しかったこと、動物園で見れて良かった動物、運動会で頑張ったこと
何にでも使えるのがいい。
「ランキング発表」はまさに無限に応用できます。
小学校高学年になると、「ベスト5」まで広げた。
もちろん今回の修学旅行にも応用
楽しかったところ「ベスト5」
今回は、私たち夫婦が予想し、息子が答えとその理由を説明するといった感じ。
「え、何でそこ?」(妻)
「その理由はね・・・」(息子)
子供が大好きな「ランキング」
ぜひやってみてください。
私たち家族も毎回やってます。
特に会話がマンネリしてくる思春期前がオススメです。
家族が更に仲良くなること間違いなしです。
いつもブログ『わくわく日記』を見ていただき本当にありがとうございます。