①闘病編

難病だけど「あたりまえなこと」が幸せ

生後8か月の息子です。
「先天性気管狭窄症」の手術をして、2か月がたちました。

手術後のむくみや疲れもだいぶとれ、表情もずいぶんと豊かになりました。
少しづつ動くようになり、このころになると良く手遊びするようになりました。

こども病院での新たな日常のスタート
1日にすることはいっぱいです。
(ほとんど妻にやってもらっていますが・・・)

・定期的な痰の吸引
・定期的な吸入
・ミルクの注入
・おむつの取替
・お風呂
・カニューレカバーの取替
・ストーマのケア・取替(人工肛門)
・息子への声掛け、遊び相手(笑)

とても大変ですが、なぜか充実しています。

息子の容体が安定してきたこと。
そして何よりもうれしいのは息子が反応してくれることです。

当時の私たち夫婦にはそれだけで十分です。

話しかけるとニッコリ笑ってくれる。
こんな当たり前のやりとりがとても楽しく、幸せに感じます。

気管切開をしているのでまだまだしゃべれないけど、楽しみはあとにとっておきます。

世間にはいろいろ病気に苦しんでいる人がいます。
本当に辛く、本人にしかわからない苦しみだと思います。

しかし、何もかもできなくなるわけではありません。
人生において、病気で何かほんの一部ができなくなっただけで、他にもいっぱいできることはあります。
(病気でできなくなったことのほうが全然少ないと思います。)

ほんの一部ができなくなったことにいつまでも悩むのではなく、その他の今当たり前にできていることに幸せを感じ、さらに今の自分でもできることを新しくみつけて楽しんでいくことが大切なのではないかと思います。

うまく伝えることはできませんが、私が息子の闘病生活を通じて強く感じたことの一つです。
落ち込むだけとことん落ち込んで、また気分新たに切り替えていけば、どんなに辛い人生(運命)であっても、自分なりに楽しんでいけるのではないかとそう思っています。

当時「私の願い」ベスト3は

1、息子と早く家(鹿児島)で添い寝がしたい。(神戸入院のため)
2、家で息子と一緒にお風呂に入りたい。
3、家で家族みんなでご飯を食べたい。

そうです。
普通だったら「あたりまえなこと」が当時の私の一番の願いでした。

あたりまえにできていることや今からでもできることにもっと喜びや幸せを感じてみてはいかがでしょうか。
きっと何か気持ちや考えが変わってくるはずです。

-①闘病編
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