①闘病編

先は長いが、やっと平和な毎日が送れる

気管切開になった生後6か月の息子です。

呼吸困難で窒息となりバルーン拡張の手術を繰り返していましたが、気管切開のおかげでやっと呼吸も安定してきました。
人工呼吸器も外れ、お昼は自発呼吸のみでいけるようにもなりました。

呼吸困難になり、危ない目に合うことはもうありません。
そう考えると気管切開にして良かったのかもとポジティブに考えることにしました。

「小学校に上がるまでに抜管を目標にしましょう」

こども病院の先生からそう言われました。
となると、あと5年ぐらいとなります。
息子の声を聞けるのもまだまだ先で我慢が必要です。

気管切開の管理は思ったより大変でした。
まず一番は吸引です。
気管にチューブを入れているため、痰がたまりやすくなります。
痰がたまり「ゴロゴロ」してきたら吸引器で痰をとらなければなりません。
最初は正直怖かったですが、何回かしたら慣れました。

また、カニューレを支える布も毎日取り替えなければなりません。

お風呂に入れる時も、気管に水が入ったら大変ですので、2人がかりです。

また、人工肛門もあるので、そのケアも大変です。

不器用な私は看護師の妻に頼りっきりです。
慣れた手つきで手際よくやってくれるので、とても助かります。
看護師ってすごい大変なんだなと改めて思いました。

このころになると息子も目を覚まし、たまにニッコリと笑ったりするのでその笑顔を見ると疲れも吹き飛びます。
ようやく私も妻も平和な安心した日常を送れるようになり、少しづつ笑顔を取り戻すことができました。

呼吸器疾患の場合、気管切開の選択は本当に迷います。
子供の成長が遅れるのも辛いですが、まずは今、子供の呼吸状態を楽にしてあげるのが先なのかなと思いました。
散々迷いましたが、気管切開にして正解でした。

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