初めての方はまずこちらをお読みください。（希望の星『わくわく日記とは』）
写真は４歳（2013.10月）の息子です。
気管切開のカニューレを抜管して、約４か月がたちました。
大きく体調を崩すこともなく順調に育っています。
今日は幼稚園の運動会
息子にとって人生で初めての運動会です。
妻はお弁当作り。そして私は運動会の場所取りと朝早くから大忙しです。
（ビデオカメラやスマホの充電等準備は完璧です。）
ずっと入院していた息子が運動会に参加できるなんて・・・
それだけで感極まって前日は寝不足です。
興奮が抑えきれません。
この日のために息子も体調を整えてきました。
「表情もよし」
すべてOKです。
比較的に小規模な幼稚園でしたので園庭も狭く、工夫を凝らしながら運動会が進められていきます。
メインのかけっこ
いよいよ息子の番です。
「最後まで走れるかな？」
ドキドキがとまりません。
息子が走り出しました。
「おそ～い♪」
でもいいんです。
「頑張れー」
キャラに似合わず私も大声で応援します！
息子が一生懸命に走る姿を見て自然と涙がこぼれます。
ずっと病院のベットで寝たきりだった息子が今こうやって走っています。
ただそれだけで奇跡です。
見事最後まで完走しました。
人目も気にせず、息子の側に駆けつけ、頭を撫でます。
「よく頑張ったねー」
息子もちょっと得意気にまんべんの笑顔で喜んでいます。
大げさかもしれませんが、息子が初めて社会という競争の世界に飛び込んだ姿を目のあたりに瞬間でした。
「この子はまだまだ伸びる。」
「今まで入院で辛い思いしかさせてなかったので、もっともっと楽しい経験をさせてあげたい。」
「もう二度と辛い思いはさせたくない。」
「これからも息子の笑顔をいっぱい見たい。」
そう思いました。
それから親子競技などを一緒に楽しみ、あっという間に閉会式です。
最後、子供たちは全員金メダルをもらいました。
この日、息子の金メダル姿は誰よりも誰よりも輝いていました。
そして、とてもたくましく見えました。
よし、俺ももっと頑張らないと・・・父親として
息子の頑張りに刺激された新たな１日目でした。