③療育編

療育での新たな目標

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が当時5歳の時、幼稚園での写真です。

話は2014年4月に戻ります。

息子は幼稚園年長になりました。

心配していた新学期も先生のリードのおかげで順調です。
まだ少し緊張していますが、少しづつ慣れてきているようです。

同時に療育も始まりました。

前の幼稚園の時、連携していた療育支援センターの先生の目にとまり特別に養育支援センターに入れてもらえることになりましたが、空き待ちで4月になってようやく通えるようになりました。
とてもありがたいことです。

幼稚園もありましたが療育の先生とも話し合った結果、週3回は幼稚園、週2回は療育支援センターに通うことになりました。

早速療育の先生との面談です。
まずは療育支援センターでの「親の願い」を聞かれ、目標を立てました。

息子は2歳まで入院し、4歳までずっと気管切開だったので、この時点で成長発達が大幅に遅れていました。
運動機能向上や食事摂取はまだまだ時間がかかると思ったので、小学校に上がるまでの目標を一つに絞りました。

コミュニケーション能力の向上

息子はずっと気管切開だったため、声がほとんど出せませんでした。
4歳になって抜管し、ちょうど1年がたちました。
だいぶ声は出るようになってきましたが、声が途切れ、まだうまくしゃべれることができません。

また、年中まで在籍していた前の幼稚園でも完全に孤立していて、他のお友達ともコミュニケーションをとる機会がほとんどありませんでした。

その上、兄弟もいなく親との会話だけだったため、新しい幼稚園や療育支援センターで他のお友達といっぱい関わって、少しでもコミュニケーション能力が向上できればいいなと思っていました。
(途中で声が途切れることについては、リハビリに週1回通い言語療法士に訓練してもらっていました。)

息子が幼稚園でぽつんと一人でいることが何よりかわいそうに思っていました。
親として何とかしてあげたいという気持ちでいっぱいでした。

その時はそう思っていましたが・・・療育・幼稚園生活を通じて考えが変わってきました。
「一人でいるのはかわいそう」はあくまでも親目線であって、息子が「一人でもいいや」と思えるようになれればいいんだという考えに変わってきました。
またのちのブログで詳しく説明します。

何より息子自身が「幼稚園や学校生活を毎日笑顔で楽しく送れるようになってほしい。」というのが一番の願いでした。

 

そこで、療育の先生と話し合った結果、まずは息子が「思っていることを相手に伝えることができるようになろう」という話になりました。

具体的には、遊びの中で「見て見て~すごいでしょ」「もう1回やりたい」などです。

幸い息子は大人とのコミュニケーションはうまくとれていたので、まずは「療育の先生たちに言えるようになって、それから他のお友達にも言えるようになろう」という短期目標を決めました。

この他にも療育では「生活する力」「あそびと人との関わり」について、細かな項目ごと目標を設定しそれぞれ取り組んでいくことになります。

 

ブログを見ていただいてありがとうございます。

 

 

 

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