④小学校編

小さな自信の芽

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が小1(2015年)夏休みの時の写真です。

小1の楽しい夏休みもあっという間に終わり、二学期に入りました。

 

そこで思いがけないうれしい出来事が・・・

夏休みの宿題で息子が書いた作文が、なんと「市特選」「県入選」

我が家はもうお祭り騒ぎです(笑)

 

当時を振り返ります。

夏休みの課題帳に作文がありました。

まず息子に好きなように書かせてみました。

文章は正直言ってチンガラでした(笑)

 

ただ、ストーリーがすごく良かったんですよね。

良い機会だったので、私はこの作文を通して息子の国語力を伸ばしてあげたいと考えました。

そこで1枚の紙をテーブルに準備します。

息子と作戦会議です。

 

まず、息子が伝えようとしていたストーリーをかみ砕いて書いていきました。

「その時どう思ったのか?」「どうしたいと思ったのか?」一つ一つ確認しながら紙に書き出していきます。

紙に書き、それを目で見ることで、息子の頭の中も自然と整理されていくんですよね。

なるべく息子の生の気持ちを引き出すことを心がけました。

 

子供って特に小さい時は口で言ってもなかなか伝わりません。

こうやって紙に書くことで理解力は格段に上がります。

 

じっくり話し合った後、もう1回息子に書かせます。

すると、見違えるようにいい作文になりました。

 

うれしかったのが、1つの作文で2回も表彰されたことです。

「市特選」に選ばれ、全校児童の前で表彰されました。

そして、忘れた頃に「県入選」が決まり、またまた全校児童の前で表彰されました。

息子がうれしそうに話してきます。

「今日みんなの前でまた表彰されたんだよ」

「先生にもいっぱいほめられた」

「すごい!」「いいなぁ」「ズルい(笑)」

クラスのみんなからも言われたようです。

 

長期入院の影響で、運動もダメ、行動も遅い、話もうまくできない・・・

いつも1人ぼっちだった息子

息子の中で小さな小さな自信が確実に芽生えた瞬間でした。

クラスのみんなに認められた瞬間でした。

作文と言ったら〇〇君という良いイメージもつきました。

 

「僕はすごいんだ」

この小さな成功体験の積み重ねがやがて大きな自信となり、成長につながるんですよね。

ここでも成功体験の大切さを目の当たりにしました。

 

息子が初めてもらった2枚の賞状は、リビングの一番目立つところに飾りました。

そして、その賞状を見ながら「やればできる」ということをいつも話していました。

息子が落ち込んだ時は、いつもこの賞状を見せながら勇気づけました。

 

2枚の賞状は6年たった今でも大切に飾ってあります。

息子の頑張った証でもあり、自信の源、まさに原点です。

 

この2枚の賞状がクラスでの息子の居場所を作ってくれたんですよね。

それからいろいろな子が息子に興味を示して、少しづつですが話しかけてくれるようになりました。

 

夏休みの宿題、課題帳を見るだけで親もうんざりします。

でも、あなどれません。

こうやって子供が成長できるきっかけになることもあるんです。

子供が興味を持っていることに対して、何か一つだけでも親子で取り組むことが大切かもしれませんね。

例え結果は出なくても、一緒に取り組むことで親子で楽しみ、一緒に笑うことができます。

子供の中で何かが変わります。

そして子供のことを知ることができ、親も成長させられます。

 

コロナの影響で、子供がつかめるチャンスも確実に減っています。

でも、チャンスは身近なところに転がっています。

こういう一つ一つのことを大切に、そして親子で全力で取り組んでいきたいですね。

 

ブログ『わくわく日記』を読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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