初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』)
息子が小1(2015年)の時の写真です。
小学校1年生の2学期が始まりました。
2学期と言えば運動会
まだ暑さも残る中、運動会の練習が毎日続きます。
成長発達が遅れている息子にとってはまさに試練の連続
先生たちのサポートももらいながら、何とか練習についていってるといった感じです。
しかも幼稚園の時とは違って、かなりハード
この頃の息子は朝起きるのが本当に辛そうでした。
できるならこのまま寝かせてあげたい。
まだ幼稚園生気分の私の甘さが頭の中をよぎります。
でも学校を休む癖がついても困るし・・・
親としての葛藤も続きます。
そんな中でした。
息子の異変に気づいたのは・・・
家で会話していると、目をパチパチさせるんですよね。
しかも頻繁に・・・
変な癖がつくといけない。
当時は息子のSOSサインに気づかず、言ってしまってたんですよね。
「なんで目をパチパチさせるの、やめなさい」
それがもう一週間も続くから、気になってネットで調べてみました。
「チック」と呼ばれる症状のようです。
原因は過度なストレスです。
それがわかり、私は青ざめました。
「なんて厳しいことを息子に言ってしまってたんだ。」
本当に申し訳ないことをした。
かなり落ち込みました。
そして反省しました。
赤ちゃんの時に散々辛い思いをさせてきた息子に、幸せな経験をいっぱいさせたい。
そう誓ったはずなのに・・・
息子のSOSサインにも気づけないなんて・・・
まさに父親失格です。
どんどん良くなっていく息子に過度に期待しすぎるあまり、息子の気持ちが置き去りになってしまっていたんですよね。
子供に必死になりすぎるあまり、いつの間にか私自身の心に余裕がなくなっていたんです。
そんなつもりはなくても周りの子と比較し、実際に焦っていたんでしょうね。
「無理させてたんだなぁ・・・」
息子はいつも一人ぼっち
運動もついていけない
一つひとつの行動にも時間がかかる
学校で親の想像以上に辛い思いをしているはず・・・
学校で居場所のない息子から、知らぬうちに、家の中でも居場所を奪っていたんですよね。
「今日はダンスの練習をしたよ」
「かけっこ、がんばったよ」
それでも健気に頑張る息子を見ていると、罪悪感でいっぱいになりました。
「本当にごめんね」
幸せそうに寝ている息子の寝顔を見てると、本当に辛かった。
涙をこらえるのに必死でした。
本当に申し訳ない。
まさに父親失格だ・・・
長くなりますので、この続きは次回のブログに書きたいと思います。
現在(2022年4月)に戻ります。
今週から子供たちは新学期が始まります。
環境が変わることは親が想像している以上に過酷です。
子供は子供なりに学校での居場所を探すのに必死です。
子供たちは知らず知らずのうちに過度のストレスを受けるはずです。
当然、個人差があります。
すぐに慣れる子もいれば、息子みたいに慣れるまでかなり時間がかかる子もいます。
うまくいかないからと言って、親が焦ってしまったら、それが子供にも伝わります。
うまくいくことまでが、うまくいかなくなってしまいます。
一番大切なことは、親がどっしりと構えて子供の気持ちを受け止めてあげることだと思います。
焦っても何もいいことはありません。
たとえ、すぐに仲の良い子が見つからなくても、それでいいんです。
「一人ぼっちは全然悪いことではない」
つまり、学校で自分なりの居場所を見つければ、それでいいんです。
「まだ焦らなくても、そのうち気の合う子がきっと見つかるよ」
親が焦らずどっしりと構えていると、「子供も別にこれでいいんだ」と安心します。
この子供の安心感から、子供自身の心にゆとりが生まれます。
このゆとりがいい雰囲気で周りの子たちに伝わり、やがて気の合う子が一人、二人とできてくるものだと私は経験から感じています。
絶対に友達を作ろうとガツガツ行っても、逆にうまく行かないことってありますもんね(笑)
息子が「昼休みにすることがない、みんな外で遊んでるから・・・」と話してくれた時、こう声かけました。
「どうせ暇なんだから本でも読んでたら、時間がもったいないよ」
子育てにおいてはこの気楽さがなぜかうまくいくんですよね(笑)
これって結構大事です。
このブログを書きながらふと気づきました。
私も子供についつい言ってしまう言葉
「学校どうだった?」
これはやめたほうがいいと思います。
なぜなら、子供にとっては最大のプレッシャーなのです。
私も今すぐやめたいと思います(笑)
「学校は楽しいところじゃないといけない」
「一人ぼっちはいけないこと」
子供は素直だからそう受け止めてしまうんです。
「何かあったら言ってね」ぐらいの気持ちで構えているとうまくいくような気がします。
親がゆとりをもって見守ることが大切なんですよね。
でも、こっそり観察だけは忘れてはいけません。
特に思春期は親に言えずに隠していることもあるから・・・
でも、長年子供に深く関わっていると、子供の異変には必ず気づけるようになります。
表情・会話・雰囲気・行動・・・
子供には安心感を与え、陰でこっそり観察する、これに尽きます。
子供のSOSサインを決して見逃さない。
私自身の失敗体験からの教訓の1つです。
ブログ『わくわく日記』を見ていただき、本当にありがとうございます。