子育て

親が気にしなければ、子供は気にならない

子育ての悩みって尽きないですよね。

今日は、子供が学校のことで悩みだした時、親の対応について書きたいと思います。

解決方法は至ってシンプル

「親が気にしないこと」です。

たったそれだけのことで、子供は劇的に変わります。

こんな方にオススメ

  • 学校で子供が何かあった都度、過剰に不安になってしまう方
  • ついつい焦って、子供に強く要求してしまう方
  • 子供の前で学校での問題のことばかり話してしまう方

 

1.かつて過保護・過干渉だった私

現在中2の息子は、難病を持って生まれ、赤ちゃんの時に大手術をしました。

長期入院の影響で小学校1年生の時に「成長発達2年遅れ」と診断されました。

 

小学生になってからも、困難の連続です。

「運動はできない」「コミュニケーションもうまくとれない」

うまくできないことばかり・・・

一つひとつの行動にもすごく時間がかかってしまいます。

 

できないことばかりだった息子、学校で何もないはずはありません。

小学校低学年時はいつも学校で一人ぼっち

周りの子に悪口を言われたり、仲間外れにされたりすることもありました。

当時の私はその都度、すぐに動揺してしまっていました。

傷がまだ浅いうちに何とか解決しようと焦り、いつも必死でした。

 

まるで息子への事情徴収・・・結局、私自身が一番息子を追い込んでいたんですよね。

「自分から遊ぼうって行かないとダメ」

「悪口を言われたら言い返しなさい」

息子の気持ちも考えずに、自然と親の要求を押しつけていたんです。

 

息子が辛い思いをしていることを聞くだけで胸が痛くなる。

「かわいそう」

そう言いながらも、結局は自分自身が早く楽になりたかったのもあったんでしょうね。

あの時は本当に父親失格でした。

 

2.全身にカミナリが走った、担任の先生のひとこと

小学校3年生になって間もない時でした。

教室で息子のブックカバーが破られるという事件がありました。

息子が帰ろうとしたら、ランドセルの上に破れたブックカバーが置いてあったそうです。

 

帰って妻からその話を聞いて、私は怒り狂いました。

破れたブックカバーを見て、「息子がかわいそう」という気持ちでいっぱいになります。

これは「いじめの始まり」かもしれない、少しでも早く何とかしないと・・・

 

いつものように息子に詳しく話を聞きます。

そして、妻が担任の先生に電話で相談しました。

40代の先生(女性)でした。

 

帰ってきた私は妻に早速、担任の先生の返事を聞きます。

そこには予想外の言葉が・・・

 

「お母さん、まずは親がデーンと構えとかないとダメ」

 

私の想像していた返事は・・・

「クラスのみんなに確認し、二度とこんなことがないように注意します」

そんな感じでした。

 

すぐには受け入れができませんでした。

でも、時間がたつごとに、私の頭の中に前から気になっていた2文字の言葉が浮かび上がります。

「自立」ってやつです。

 

私もうすうすとは気づいていました。

我が家は過保護・過干渉

1から10まで全て手伝っている、まさにそんな感じでした。

でも仕方がない、病気だったんだから・・・

でもこのままじゃいけない・・・

 

長い葛藤の末、ようやく目が覚めました。

いつまでもこのままじゃいけない。

 

私の目を覚まさせてくれた担任の先生には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

息子の自立をようやく意識できた瞬間でした。

3.親が動揺すればするほど事態は深刻になる

結局そうなんですよね。

親が気にしなければ子供は気にならない。

先生の言う通りです。

親は何があってもデーンと構えとけばいいんです。

 

結局は親が事態を更に深刻にしているんです。

親が動揺すればするほど、子供も不安になるんです。

そして、子供も心に余裕がなくなり、それがますます周りに伝わり、事態は必要以上に悪化していくものなんです。

 

現に、息子はブックカバーが破られていても、「なんでだろう?」そんな気にしてない様子でした。

そこで親が慌てるから、必然的に大変な事態へと発展してしまうんですよね。

 

慌てなくてもいい。

まずは子供を安心させる。

結局は子供の心の余裕が、学校での問題を自然と解決していくものなんですよね。

 

 

4.心にゆとりができ、穏やかになった息子

それからでした、息子が徐々に変わっていったのは。

常におどおど、いつも自信なさそうにしていた息子

その「おどおど」が徐々になくなり、落ち着きそして温厚さが際立つようになってきました。

「〇〇君と一緒にいると、何か落ち着く」

そんなうれしい言葉を言ってくる子も徐々に増えました。

 

結局は親も子供も「心の余裕」が大切なんですよね。

親が気にしなければ、子供も気にならない。

その余裕が周りに和やかな雰囲気を与え、自然と人は寄ってくるんですよね。

 

5.「頼もしい父親像」を演じる私

その時以来です。

すぐに動揺していた「弱弱しい父親」の私も変わりました。

 

学校でどんなことがあっても徹底的に「頼もしい父親」を演じました。

決して子供の前では後ろ向きな発言は控え、安心させ、勇気づけることに専念しました。

 

でも実は内心、いつもドキドキでした(笑)

私が誰よりも心の中で取り乱していました(笑)

 

でも決して息子、そして妻の前では動揺しない。

そう心の中で決めていました。

 

「大丈夫だから」

どんなことがあっても、私が率先して家族を安心させる役に徹しました。

家族を勇気づけ、盛り上げました。

 

すると不思議なんですよね。

ドキドキしながらも「頼もしい父親」を演じていると、だんだん体が慣れてくるんです。

どんなことがあってもデーンと構えれるようになっているものなんです。

ハッタリがいつの間にか本物に変わりました。

 

今の私はどんなことがあっても決して動じません。

家族の中では、マイナスをプラスに変える自信があります。

 

人間って追い込まれると変われるもんなんですね(笑)

 

最後に

学校で子供に何かあると、親が動揺するのは当たり前です。

でも、経験上、家族みんなが動揺し、いつまでも不安がっていたら、うまくいくものも絶対にうまくいきません。

親の焦りや不安が子供へ伝染し、子供の不安が心の余裕をなくし、事態はますます深刻化するものです。

 

そういった「負のスパイラル」を断ち切るためにも、

「まずは子供を安心させること」

これが一番大切なんですよね。

 

そのためには、子供が学校で何かあった時も、決して慌てないことです。

まずは子供の話しをじっくり聞き、安心させ、子供に寄り添うことが大切です。

 

親が必要以上に動揺してしまったら、子供はますます不安になります。

子供は親の反応を見て、真に受けてしまうものなんです。

 

そうならないためにも、ハッタリでいいので子供の前だけでもデーンと構えてください。

親が気にしなければ、子供は気にならないんです。

 

弱音なんて子供がいないところでいくらでも吐けます。

ちょっとだけ我慢して、まずは子供を安心させることに徹してください。

 

「あんまり大したことじゃなかったね」後でそう思えることって意外と多いんですよね。

(もちろん事態が深刻な場合は早急な対応が必要ですが・・・)

 

まずは親が心のゆとりを持つことが大切です。

親の心ゆとりは子供に絶大な安心を与えます。

安心できる環境、それが子供の心の余裕を与え、事態を好転させていくものなんですよね。

 

「気にしないふり」

ぜひ意識してみてください。

私の経験上、効果は絶大です。

 

ブログを見ていただき本当にありがとうございます。

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