③療育編

小学校を選択 息子のために・・・

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が当時5歳の時の療育での写真です。

2月(2015年)になりました。

息子の進路について「養護学校か?」「小学校か?」

尊敬する療育のO先生との話し合いは続きます。

 

O先生はいつも子供たちのことを一番に考えて行動される先生

それは何より私たちが一番わかっている。

O先生の勧める養護学校に行ったら間違いなく正解

息子は安心できる環境でのびのびと過ごせる。

でも本当にそれで良いのか・・・

 

「〇〇君は今幼稚園に行っているけど、やっとついていっているだけ」

「このまま小学校に進んだら、〇〇君は2年生の壁にぶつかり、間違いなくつぶれてしまう」

「それよりもまずは養護学校で力をつけ、それから小学校に編入しても遅くない」

「小学校でつぶれてしまった子を何人も見てるから・・・」

(恐らく当時そんなことをお話しいただいた気がします。)

 

O先生の言葉が痛いほど心に突き刺さります。

 

息子には今まで散々病気で苦しい思いばかりさせてきた。

退院したら楽しい経験をいっぱいさせてあげたい。

もう辛い思いなんか絶対にさせたくない。

退院してからはそんな思いで息子と過ごしていました。

養護学校に行けば間違いなくその思いをかなえ続けることができる。

それでも、それでも、それでも・・・

もっと息子の可能性を信じたい

 

難病も乗り越えてきた。

幼稚園にも行けた。

ゆっくりだけど一つ一つ確実に乗り越えている。

息子はまだまだ成長できる。

 

先生よりも誰よりも息子といっぱい話をしてきたから・・・

誰よりも息子を助けてきたから・・・

誰よりも息子を見守ってきたから・・・

誰よりも息子と笑ったり、泣いたり、一緒に過ごしてきたから・・・

誰よりも息子がかわいいから、愛おしいから・・・

誰よりも息子のことをわかっているから・・・

そして何よりも息子の驚くべき成長を身近に感じてきたから・・・

息子は絶対にまだまだ成長できる。絶対に、絶対に。

 

小学校のほうが息子にとって大変なことはわかっている。

でも、これから中学校・高校・大学・社会人へとステップアップしていく中で、先のことを考えると間違いなく小学校に行ったほうが息子のためになる。

 

悩みに悩みぬいた上、自分の中で選択肢が変わっていくのがわかりました。

 

「養護学校か?」をとるか「小学校か?」から

「今をとるか?」「将来をとるか?」へと・・・

 

息子にとって小学校のハードルがあまりにも高かったらきっとあきらめていたと思います。

でも、小学校も特別支援学級があるので、何かあったら相談できる。

だったらリスクはあってもチャレンジしたい。

息子がもし大人だったら絶対にそう判断するはず。

誰よりも息子のことをわかっているから・・・

 

O先生の言う通り小学校でつぶれてしまうかもしれない。

でも絶対にそうさせない。

養護学校を選んで後悔するより、小学校にチャレンジしたい。

 

私の気持ちはそうやって固まりました。

 

妻も尊敬するO先生の判断にショックを受けていました。

まだ迷っていました。

でも・・・

「小学校に行かせてあげたい」

その思いだけは私と同じでした。

 

「責任は全部自分がとる。自分がO先生を説得するから」

私の思いを妻にもぶつけ、半ば強引に決めたような気がします。

 

そして、夫婦でO先生に思いを伝えました。

「小学校に行かせたい」

最初は散々反対されました。

でも私は一歩も譲りませんでした。

いつもの熱いO先生が乗り移ったかのように熱く話をしました。

そして、ついにO先生も・・・

「わかったわ。そこまでしっかり話し合って決めたんだったらいいんじゃない。」

何とか納得していただけました。

でも、そこまで反対していただき本当にありがたかったです。

おかげで私たちも息子の成長に対する断固たる決意が固まったような気がします。

 

O先生にはいつも厳しいことばかり言われてきました(笑)

でも今となっては本当に感謝しかないです。

今の息子がいるのは、間違いなくO先生のおかげです。

私たち夫婦をこの時に徹底的に鍛えていただいたからです。

 

(前のブログでも書きましたが)小5の時、偶然イベントでO先生にお会いしました。

その時O先生は息子を直接ほめていただき、妻の肩を「ポンポン」と笑顔でたたきました。

言葉はありませんでしたが、きっとこう言いたかったのだと思います。

「やったわね。あなたのがんばりのおかげで〇〇君はここまで成長できたのよ」

妻はかなり痛かったようです(笑)

でもその痛さがO先生の愛情表現なのです。

私たち夫婦はちゃんとわかっています。

だって、私たちはO先生に育てられた中の一人だからです。

こうやって息子は小学校へと進路が決まりました。

 

最後に・・・

幼少期の子供のことを決めるのは最終的に親です。

親の選択一つでかわいい子供の将来が変わると言っても過言ではありません。

中途半端な気持ちや妥協して決めてしまっては、一生後悔します。

親だけでなく愛する子供まで・・・

そうならないために、子供の選択肢を決める場合はまず徹底的に調べ、そして夫婦でとことん話し合います。

「子供のための選択になっているか?」

「子供が大人になった時、後悔しないか?」

そこまでしっかりと考えて選択すべきだと経験上考えます。

 

いつもブログを読んでいただき本当にありがとうございます。

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