①闘病編

息子誕生 病院からの電話

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

12年前(2009年2月14日)のバレンタインデーに息子は生まれました。


妻の陣痛が始まった時、私はちょうど福岡出張中でした。
電話で陣痛が始まったことを聞き、慌てて鹿児島へ帰って来ます。


分娩室前での待ち時間は本当に長く感じます。
とにかく待つことしかできず、分娩室前の廊下を行ったり来たりしていました。

「おぎゃーおぎゃー」

赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた時に心底ほっとしたことを今でもはっきりと覚えています。
難産でしたが、妻の頑張りもあり、丸一日かかって無事お昼に生まれました。

いよいよ赤ちゃんとご対面です。
赤ちゃんを見た時は本当に感動です。
とにかく「無事に生まれてきてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいでした。
同時に「父親」になったことを初めて実感させてくれました。

妻も涙を流しています。
難産にも関わらず、妊娠中も含めて「長い間本当によく頑張ってくれた」妻に感謝の気持ちでいっぱいでした。

赤ちゃんは本当にかわいくて、その日何度も何度も新生児室に赤ちゃんを見に行きました。

夜になり、前日一睡もしていない私は病院の近くにある妻の実家に歩いて帰り、布団に入ってほっとして寝ようとしたその時・・・

携帯電話の着信音が部屋に響きます。
病院からの電話です。
その瞬間青ざめ、いやな予感がしました。

「今すぐ病院に来てください。」

私は布団から飛び起き、急いで病院へ向かいます。
嫌な予感でいっぱいでした。 

-①闘病編
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