②在宅看護編

初めての療育

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

こども病院での検査入院も無事終わり、息子は2歳7か月となりました。

夏は暑いので積極的な外出は控えていましたが、9月に入り涼しくなってきたので息子とお出かけです。

私たちは鹿児島の「天文館」と呼ばれる繁華街の近くのアパートに住んでいたため、同じアパートに息子と同年代の子供がほとんどいませんでした。
ましてや一人っ子だったため、兄弟もいません。

ここで悩んでいたのが同年代のお友達との関わりです。
この先、幼稚園、小学校と想定した場合、同年代のお友達との関りも今のうちに少しでも増やしておきたいと考えました。

そこで紹介してもらったのが、「療育支援センター」です。
何らかの発達障害を持った子供たちが通う通所施設です。

息子は「気管切開」をしているため、声を発することができません。
基本的にコミュニケーションは息子の「ジェスチャー」でとっていました。

「うん」は首を縦に振り、嫌な時は首を横に振る。
あとは興味があるものを息子が指差し、私たちが「アンパンマンだね」と息子の言いたいと思っているだろうなと思われることを解説していました。

療育支援センターにまず相談に行くと、どんなことを支援してほしいか詳しく聞かれました。

①コミュニケーションが積極的にとれるようになってほしい。
②食べ物に警戒心があり、なかなか食べないので、何でも食べるようになってほしい。また、よく噛んで食べることに力を入れてほしい。
③長期入院の影響で運動機能が遅れているので、体を使った遊びをどんどん取り入れて、活発に行動できるようにしてほしい。
④気管切開をしているので、こまめに吸引してほしい。また、管が抜けないように他の子供の行動も含めて注意してほしい。

以上4点を挙げました。
そして、幼稚園、小学校に通うことを目標にしました。

療育支援センターが始まりました。
息子は慣れない環境でガチガチに固まっていました。
基本は親子分離での行動でしたが、気管切開もあるので慣れるまでは親子で行動することになりました。。

療育は本当に勉強になりました。
一つ一つの行動にしても子供にちゃんと意味を理解させ、子供が納得した上で行動することの大切さを知りました。
また、何でも自分でさせることの大切さを知りました。

いつも家で何でも手伝ってあげていましたが、着替え一つにしてもなるべく自分でさせるように心がけました。

療育支援センターに落ち着きがない子、消極的な子などいろんな子供たちが通っていました。
集団行動させることで、勉強になることが多々ありました。

やはり、家でできることは限られています。
子供の成長でおかしいと感じた場合は、積極的に療育支援センター等に相談することをお勧めします。

独りで悩んでいる時間がもったいないです。
また、療育に通うことで、同じように悩みを抱えたママ友ができます。
私たち家族もずいぶんこのママ友に助けられてきました。

幼少期の子供の成長は親の行動にかかっているのです。

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