①闘病編

息子の笑顔を力に

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が1歳の時の写真です。

なんと、ずっと寝たきりだった息子が歩いています。
(歩行器を使ってですが・・・)
正月以来(鹿児島から)神戸に行けてなかった私は、ビックリ
電話では妻から聞いていたけど、実際に目にすると感動です。
自然と目に涙が溜まります。

振り返れば、生まれてからずっと手術を繰り返し、寝た切りの状態だった息子が歩けるようになるなんて想像もできませんでした。
子供の回復力って本当にすごいですね。

それに今回はもう一つうれしいことがあります。
昨年のバレンタインデーに生まれた息子が1歳の誕生日を迎えます。
ちょうど休みが重なって、神戸に行くことが出来ました。
本当は家でお祝いしたかったけど、家族みんなでお祝いできるだけで幸せです。
例えそこが病院でも・・・

息子が生まれて1年
本当に本当に長い1年でした。

病院を2回も転院し、難病が判明してからは既に10回以上手術をしています。
気管切開するまでは何度も危険な状態に陥り、「人生のどん底」を経験しました。

「なんでうちの子ばかりこんな辛い思いをしなければならないのか」
「息子がこんなに苦しんで、妻も一人で頑張っているのに自分は一人鹿児島で何をやっているのか」

自分を責めて、何もかもが嫌になることも多々ありました。

でも、ここまで頑張れたのは「息子の成長」があったからです。
気管切開をしてからは、日に日に私たちの声や表情に反応する息子がいました。

また、ゆっくりですが、寝返りをしたり、口からペースト状のものを食べれるようになったり、歩行器で歩いたり・・・。
どんなに辛くても息子の成長に励まされ、元気づけられました。

中でも一番勇気づけられたのが息子の笑顔です。

息子はいつも笑っていました。
恐らくこども病院で一番ニコニコしていたと思います。

なぜこんなにうちの息子はニコニコしているのだろうと考えました。
そしてすぐにわかりました。
妻がいつも笑っているからです。
「子は親の鏡」と言います。

妻はとても明るい性格です。
慣れないこども病院で孤独にも関わらず、いつも先生や看護師・ママたちと楽しく話しては笑っていました。
(関西という土地柄も合っていたようです。)

その母親の顔を見て育ったので、息子はいつもニコニコしていたのだと思います。

やっぱり笑顔っていいですね。
どんなに辛いことがあっても、元気が出ます。
勇気が出ます。

それでは最後に当時1歳の息子のとびっきりの笑顔をお見せします。

「1歳の誕生日おめでとう」

-①闘病編
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