①闘病編

生後5か月で8時間にもおよぶ大手術

生後5か月の息子です。
鹿児島から神戸に行って、まだ2、3日ぐらいだったと思います。
先生からすぐにでも手術をしたいとの話がありました。
息子は日に日に衰弱し、呼吸困難で苦しそうにしています。

「先天性気管狭窄症」「肺動脈スリング」と診断された息子の手術内容は、簡単に言うと気管の細くなっている部分を一旦切断し、スライド形成するという内容でした。
息子の体力を考えると、もはや考える時間もなく手術をお願いすることにしました。

手術は朝一から始まりました。
その間、妻と待合室で手術が無事に終わるのを祈ります。
心配で仕方がありませんでしたが、妻が動揺するといけないと思い平然を装っていました。
待つ時間がとても長く感じました。

3時ぐらいに手術は順調との中間報告があり、少しほっとしました。
夕方になり、ようやく手術室から息子が出てきました。

変わり果てた息子の姿を見て、何だかすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こんなに小さいのに、長い時間よく頑張ったと涙が出そうになりました。
元気になったら早く抱っこしてあげたい・・・

その後、ICUに運ばれ、しばらく人工呼吸で経過観察することになりました。

こうして8時間にも及ぶ長い長い手術が無事終わりました。
手術も無事終わったし、早く治ってほしい・・・ただそれだけを祈っていました。

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