現在、中2の息子がまだ小学1年生(2016年)時のお話です。
当時「持久走大会」を見て感じたことをお話させていただきます。
緊張のスタート
今日は持久走大会
休みをもらって息子の応援にかけつけました。
幼稚園の時、すべての行事に出席した私
今日も早くから学校に駆けつけ、一番いい場所を確保しました(笑)
息子は赤ちゃんの時に気管の大手術をし、長期入院していたため、成長発達が大幅に遅れていました。
ちょっと運動しただけで、まるでシャワーを浴びた後のような汗をかいていました。
まだまだ呼吸が安定するのには時間がかかりそうです。
この日のために、息子と一緒に走る練習をしてきた私たち家族
スタートの瞬間を見守ります。
みんな楽しそうにしている中、一人不安そうな息子
我先にとみんながスタートラインに並ぶ中、うまく中に入れず不安そうな表情の息子
支援学級の先生にリードされて、ようやく息子もスタートラインに並びました。
一生懸命走る息子
「位置について、よーい、ドン」
みんな一斉に走り出しました。
息子はというと・・・大幅に遅れてスタートです。
グラウンドの中だけでもみんなと大幅に差が開きます。
みんなに遅れてようやく学校の外に出る息子
私たちも必死に応援、早くも胸が熱くなります。
遅いながらも一生懸命に走る息子
息子の体に「滝のような汗」が流れます。
それでも息子はあきらめずに走り続けます。
息子の隣には支援学級の先生が並走
息子に声をかけながら、一緒に走っていただきました。
本当にありがたいです。
ゴールまであきらめない、がんばった息子
校庭で待っていると、どんどんみんなが戻ってきます。
そして・・・大幅に遅れて息子も戻ってきました。
一生懸命走る息子に目頭が熱くなります。
「がんばれー〇〇」
運動会に引き続き、周りの目も気にせず大声で必死に応援する私
(普段はこんなキャラではないんですが・・・)
子供たちの集団の中からも、「〇〇くん、がんばれー」
応援の声が飛び交い、息子を後押しします。
先生方、保護者の皆さま、子供たちの温かい拍手の元、ついに息子もゴールです。
劣等感なんて必要ない
子供って本当に大変な世界です。
運動できる子がヒーロー
あたりまえのことなんですが、気持ちは複雑です。
中には「何位だった?」心無いことあえて聞いてくる子も・・・
「劣等感」
テストの結果でもなく、持久走大会の順位でもなく、息子はここに一番悩んでいたんですよね。
「何より息子は途中で歩くこともなく、最後まで走り切った」
そこを親として「ほめてあげること」「たたえてあげること」「認めてあげること」が大切なんですよね。
「幼稚園の時に比べてすごく早くなっているよ」
順位だけを見て周りと比べるより、子供自身の成長自体に親が目を向け、すごさを伝えてあげればいいんです。
子供は一番大好きな親が認めてくれるだけで安心し、劣等感もなくなるんですよね。
友達に何かひどいことを言われても、お父さんお母さんは認めてくれる、ただそれだけで、劣等感は克服できるんですよね。
最後に
子供って、本当に純粋で素直です。
親の声かけ次第、接し方ひとつで安心し、いろいろなことに挑戦していきます。
その小さな成功体験の積み重ねでどんどん自信をつけていきます。
そして、その自信がとてつもない成長へと変わっていきます。
劣等感なんて感じる必要なんてないんですよね。
周りと比べることなんて必要ないんです。
できないからと言って、全然焦る必要もないんです。
できなかったことがすぐにできるようになる子なんてどこにもいません。
そのうちできるようになればいいんです。
子供を信じて、じっと見守ればいいんです。
勇気が出るような声掛けをしてあげればいいんです。
いつも安心させてあげればいいんです。
当時「劣等感の塊」だった息子も中2になりました。
現在、毎日自信にみなぎって学校から帰って来ます。
この時からは想像もできないぐらいのまさに「別人」です。
子供って育て方次第で本当に変わるものなんですよね。
いつもブログ『わくわく日記』を見ていただきありがとうございます。