初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』)
息子が小1(2015年)の時、家族みんなでカラオケに行った時の写真です。
毎日運動会の練習でヘトヘトになって帰ってくる息子の体に異変がありました。
目をパチパチと頻繁にさせるのです。
「チック」と言われている、主にストレスが原因の症状です。
息子のSOSサインだったんですよね。
それを見逃して、逆に注意してしまうなんて・・・
息子に本当に申し訳ないことをしてしまいました。
でもいつまでも落ち込んでいる暇はありません。
息子の苦しみを少しでも早く楽にしてあげないと・・・
「息子が実際のところ何に不安を感じて、何に困っているのか?」
息子の本当の気持ちを全然わかってあげていなかったんですよね。
まずは息子の気持ちをしっかりと聞いて、少しでも早く安心させてあげることが最優先と考えました。
当時の息子は成長発達2年遅れ
自分の本当の気持ちをまだうまく伝えることができません。
いきなりストレートに聞いても、息子が意識してしまうといけないと思い、遠回しにそれとなく運動会のことを聞いてみました。
「運動会は何をするの?」
「かけっことダンスとボール運びだよ」
息子なりに一生懸命説明してくれます。
「頑張ってるねー、じゃあ困っていることはない?」
すると息子の表情が一気にくもります。
「どこに行けばいいのかわからない・・・」
詳しく話を聞くと、人がいっぱいいるので、移動時、どこにどう動けばいいかわからないということがわかりました。
例えばかけっこの順番待ちで、どこに並べばいいのかわからなくなる、そんな感じでした。
息子はとても真面目な性格です。
普通だったら適当に並べばいいのに「ちゃんと並ばないといけない、でもわからない」
それでパニックになっていたようです。
無理もありません、児童700人のマンモス校なのに校庭はビックリするぐらい狭かったので・・・
話をしっかり聞いてみないとわからないものですね。
一見、何でもないようなことが子供にとっては大きな悩みだったってことがよくあるんですよね。
子供の気持ちをしっかりと理解してあげることが必要なんですよね。
早速、特別支援学級の先生に連絡しました。
先生とは毎日連絡帳(交換日記のようなもの)でやりとりしていたので、息子が困っているのでサポートしてほしいとお願いしました。
練習中に早速、息子にいろいろ教えていただいたようです。
すぐに動いていただき、本当にありがたかったです。
また、一番息子が悩んでいたかけっこも順番も、「前の子」が近くの公園でよく遊んでいる、私もよく知っている子でした。
公園で早速その子をつかまえて、「迷っていたら教えてあげてね」とお願いしました。
「わかった、任せといて」
とても頼もしい返事が返ってきました。
「先生やお友達にちゃんと話しているから安心して」
「間違っても全然いいんだよ」
息子にも安心するよう話しました。
それを聞いた息子のニッコリとした顔を今でも忘れられません。
それから少しずつ慣れてきたようで、表情も元通りだいぶ柔らかくなってきました。
「チック」も息子が気にするといけないと思って、一切触れないように心掛けていたら、いつの間にか治っていました。
「子育て」って本当にうまくいかないことばかりです。
それぞれの成長段階で接し方や関わり方も全然違ってくきます。
特に小学生になると、特自我も芽生え、親の思う通りにならないことが多いようです。
うまくいかない時ほど、子供の気持ちを最優先に考え、まずは安心させることが大切です。
安心感がないと、何をやってもうまくいかないことが多いようです。
子供を安心させることができるのは誰より親です。
親がしっかり見守ってくれる、何でも気軽に相談できる。
その安心があるからこそ、子供たちは安心していろいろなことにチャレンジできるものだと思っています。
そして一つひとつ乗り越えていくことで、自信となり成長へとつながるものです。
過去の私みたいに親が焦ってしまったら、子供はますます焦ってしまいます。
もっと不安になります。
うまくいっていることまでもうまくいかなくなります。
そうなるより、親は子供たちの前ではデーンと構える
デーンと構えているフリでもいいです。
私もよくやっていました(笑)
そして何より、子供の気持ちを常に確認しながら、子供のペースに合わせて歩いていくことが大切です。
親は一番の味方であり、最大の良き理解者
家での子供の居場所をしっかりと確保することが親の努めであると考えています。
私は子供から学びました。
ブログ『わくわく日記』を見ていただきありがとうございます。
価格:357円 |