④小学校編

近所の大切な仲間

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が小1(2015年)の時の写真です。

我が家は「一人っ子」

息子が難病を持って生まれたため、散々迷いましたが、「息子一人に専念したい」という結論に至りました。

よって兄弟はいません。

 

しかも幼稚園までは繁華街近くのアパートに住んでいたため、近所に子供はほとんど住んでいません。

ですから、息子はいつもパパママと一緒に遊ぶか、一人で遊ぶかしかありませんでした。

長期入院の影響で、コミュニケーション能力も大幅に遅れていたので、同年代のお友達を見つけてあげたいと、必死でした。

 

「兄弟がいたらなぁ」

もし兄弟がいたら、一緒に遊んだり、教えたりできたのに・・・

他の家族を見てうらやましく思うこともありました。

いつも一人ぼっちの息子を見てるとかわいそうで、本当に「これで良かったのかなぁ」と落ち込む日もありました。

 

そんな中、小学校に上がると同時に今住んでいる住宅街に家を構え、引っ越しました。

4軒が一つの敷地に立ち並ぶ、分譲住宅です。

そこで私たち家族にとって、救世主が現れます。

同じ分譲住宅に住む子供たちです。

新築ということもあり、みんなちょうど同じぐらいの子育て世代

自然と親同士、そして子供たち同士、仲良くなります。

超奥手の息子も、常に親が側にいるという安心できる環境で、だんだんと心を開いてます。

 

子供たち総勢8人

庭で遊んだり、互いの家を行き来したり、近くの公園にみんなで遊びに行ったり・・・

夏は4家族みんなで、庭でバーベキュー、スイカ割り、花火

とても幸せな環境でした。

常に一緒に遊べる環境が整ってました。

息子も口喧嘩なんてしたこともなかったのに、口喧嘩するぐらい自分をさらけ出せるようになりました。

 

年齢が上の子から下の子まで、男の子女の子みんな揃っているので、息子にとっても本当に貴重な存在でした。

急に兄弟が増え、大家族になった感覚でした。

成長発達が遅れている息子を何かと助けてくれました。

大人では教えられないいろんなことを教えてもらいました。

当時はコロナもなかったので、仕事から帰ってくると、息子と隣の男の子が一緒にお風呂に入っていることも日常茶飯事でした(笑)

 

小学校でも一人ぼっちで、成長発達が遅れている息子にとってはこうやって一緒に遊ぶことが新鮮で、何よりいい経験になりました。

この身近な関わりによって、コミュニケーション能力もずいぶん向上したような気がします。

お父さん・お母さんも息子に良く温かい言葉をかけていただきました。

この時から6年たった今、思春期に入り、それぞれ友達ができたので、関わることは少なくなってきました。

でも、いつまでたっても同じ仲間です。

幼馴染として、このご縁を大切にしていきたいです。

 

私たち家族はこうやって数多くの人たちに支えられ、そして助けられてきました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

行く先々で人に恵まれて本当に幸せです。

 

春は出会いの季節、これからも一つひとつの出会いを大切にしていきたいです。

 

 

ブログ『わくわく日記』を見ていただき、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

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