①闘病編

鹿児島に帰ります みんなありがとう

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

1歳8か月の息子です。
鹿児島から神戸のこども病院へ転院して1年4か月が過ぎました。
今日はいよいよ鹿児島へ転院です。

息子を抱っこしているのはこども病院の主治医の先生です。

柔道の達人で見た目は一見怖そうですが、本当に心の優しい先生でした。
とても忙しいにもかかわらず、私たち家族の数々のわがままをいつもニコニコして聞いていただきありがとうございました。
少し甘えすぎだったかなと反省しています。

息子の病状が悪い時も、私たちが少しでも安心できるように丁寧にわかりやすく説明していただきました。
先生を信じてきて本当に良かったと思います。
「人生のどん底」だった私たちを救っていただき本当にありがとうございました。

看護師さん
さすが関西の看護師さんです。
本当にいつも明るく、にぎやかで病院とは思えないぐらい楽しかったです。
私はいつも圧倒されっぱなしでした(笑)

特に妻は病院で一人だったので、看護師さんにいっぱい助けてもらいました。
妻にとっては今でも大切な友達です。
(退院後も鹿児島や神戸で一緒にご飯を食べるぐらい今でも仲良しな看護師さんもいます。)
妻や息子をいつも笑顔にさせてもらって本当にありがとうございました。

続いてママさんたち。
本当に皆さん心の強い人たちばかりです。
心の底から尊敬しています。

どんなに子供さんが悪い状況でも、いつも明るく前向きです。
妻もずいぶん助けてもらいました。

また、私も駅まで送ってもらったり、買い物に連れて行ってもらったり、本当にお世話になりました。
同じ悩みを持った仲間として、時には相談にものっていただいてとても心強かったです。

ママさんたちの言葉には本当に説得力があり、数知れず勇気づけられました。
一緒に喜びを分かち合ったり、お互い子供の調子が悪いときは、一緒に心配したり本当に家族みたいな存在でした。

別れる時「これでおしまいなんて何か寂しいわー」と言われましたが、私たちも同じ気持ちでした。
私たち家族にとっては一緒に戦った仲間であり大切な恩人です。
本当にありがとうございました。
(10年たった今でも年賀状や電話でやりとりさせていただき、昨年は一度神戸にも遊びに行きました。みんな住んでいるところはバラバラですが、今でもつながっています。)

他にも一緒に入院していた子供たち、保育士さん、掃除のおばちゃん・・・本当にお世話になりました。ありがとうございました。

鹿児島から来たときは、一体どうなるのかと先が見えない状態でしたが、みなさまのおかげで無事鹿児島に転院できることになりました。

そして最後に・・・妻へ

長い間、一人で本当に良く頑張ったと思います。
早朝、息子が目が覚める前に病院に行き、息子が眠るまで毎日看病に励んでいました。
なかなかできることではありません。

息子の病状が悪化する中「どんなに孤独で心細かっただろうな」とまさに想像を絶する辛さだったと思います。
でも、持ち前の明るさと責任感で、最後まで息子の看護を貫きました。
さすが看護師です。
本当に立派だったと思います。

今、12歳になった息子がここまで元気に成長している原点は、何といっても神戸での妻の頑張りがあったからだと断言できます。
本当にありがとう。

こうして、私たちの1年4か月にも及ぶこども病院での闘病生活は一旦幕を閉じました。
ありがたいことにこども病院のみんなに玄関まで見送られ、涙のお別れです。
うれしい反面、こども病院のみんなと会えなくなる悲しみで複雑な気持ちでした。

救急車と飛行機を乗り継ぎ、先生と一緒に鹿児島へ向かいます。
「本当に長かった」

次は私の番です。
神戸で何もできなかった分、力がみなぎります。

さて、次のブログから「在宅看護編」のスタートです。
何も活躍の場がなかった父親(私)の想いがついに爆発し、安定の妻の頑張りもあり息子の成長は更に加速します。

毎回、多くの方にブログを見ていただき、本当にありがとうございます。
私たちの経験が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

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