③療育編

お店屋さんごっこで気づいたこと

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が当時5歳の時の写真です。

11月(2014年)に入りました。

11月の幼稚園のイベントと言ったら「お店屋さんごっこ」です。

子供たちが手作りでいろいろな物を作り、それを売ったり、買ったりする子供たちにとっては「夢のイベント」です。

 

息子もこの日を楽しみにしていました。

「〇〇(息子)は何屋さんをするの?」

「時計屋さんだよ」

「おー、いいね。パパも欲しいな」

「あげないよ、幼稚園で使うんだから」

 

家でもたこ焼きや手裏剣など口をとがらせながら折り紙で一生懸命作ってました。

 

「お店屋さんごっこ」の日になりました。

誰よりも大きい買い物袋を手に持ち、いつものように息子をバス乗り場まで歩いて送っていきます。

いつも出勤ついでに息子を送っていましたが、今日の私は私服です。

そうです、「お店屋さんごっこ」を幼稚園に見に行くために会社を休みました(笑)

 

「息子が幼稚園で楽しそうにしている姿を見たかったから」

ただそれだけの理由です(笑)

 

「お店屋さんごっこ」は保護者も見学可となってました。

夫婦で幼稚園に出発です。

「お店屋さんごっこ」が始まりました。

息子はまず「お客さん」の役でした。

子供たちがいっせいにお店に買い物に行きます。

「いらっしゃいませー」

「いろいろありますよー」

「これください」

「はい、500えんでーす」

子供たちの元気な声が飛び交います。

 

息子はというと・・・

モジモジしてなかなか声掛けできません。

あんなに楽しみにしていたのに・・・

お店には他の子供たちがいっぱいで、なかなか息子に気づいてくれません。

 

「ねぇ、お父さんが声かけて」

本当は「自分で声かけなさい」といいたいところですが、息子にはまだその力がないことは十分わかっています。

せっかく息子が「お店屋さんごっこ」を楽しみにしていたのに、これでは楽しくなくなってしまうといけないと思いました。

「仕方ないなー」

 

私がお店の子に声をかけます。

「いらっしゃいませ、何にしましょうか?」

「これください」

やっと聞こえるぐらいの小さな声ですが、ちゃんと自分の口で言えました。

ちゃんと買うことができてとてもうれしそうです。

それでやっと少し自信がつき、楽しくなってきたようです。

私もサポートしながらどんどん買い物に行きます。

「これいいでしょう」

買った都度、私にうれしそうに見せてきます。

 

他の子たちはというと、自分一人でどんどん行動しています。

お父さん・お母さんは子供たちの写真をとったりして見ているだけです。

 

他の子供たちと息子を比べてはいけないとわかりつつも、息子の消極性が気になります。

なぜなら、4か月後はもう小学生だからです。

幼稚園はバンバン顔を出して息子を安心させていましたが、小学校はそういうわけにはいきません。

学校で親のサポートもなかなかできなくなります。

そうなった時に、「息子は小学校大丈夫かな?」

正直不安しかありませんでした。

 

療育も週2で通っていますが、常に母親帯同のため小学校とは違います。

療育でも散々言われていましたが、やっぱり息子に一番足りないのは「自信」です。

「決して焦っちゃいけない」

わかっていますが、小学校まであと4か月

「小学生になって息子が辛い思いをしないように、今のうち何とか自信をつけさせてあげたい。」

そう気づかせてくれた「お店屋さんごっこ」でした。

 

ブログを見ていただいてありがとうございます。

 

 

 

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