②在宅看護編

こども病院主治医とのお別れ

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

4歳(2013年2月)の息子です。

神戸のこども病院の先生が退職されるとの連絡があり、鹿児島から神戸に急遽向かいます。

目的は4月の抜管チャレンジに向け、現在の気管の状態を見てもらうための検査入院と主治医の先生への挨拶です。

家族3人、新幹線で神戸に向かいます。
神戸までは約6時間の長旅です。

今回は手術もないので、ちょっとした旅行気分です。
新幹線の車内で駅弁やおかしを食べながら、会話も弾みます。

「気管切開」をしているので、まだ旅行をしたことがありません。
ある意味今回の遠出が初めての旅行みたいなものでした。

病院に着き、早速入院の手続きをしてから病棟に上がります。
今回も一般病棟です。

1年半も入院していたので、こども病院では有名人です。
病院の先生、看護師さん、お母さんたちがみんな嬉しそうに話しかけてきます。
本当にありがたいです。

「ほんま大きくなったなー」
鹿児島に住んでいる私たちにとって、関西弁も心地よく何だか懐かしい感じです。

早速、内視鏡で気管の検査をします。
気管もだいぶ大きくなったようで、予定通り4月に抜管チャレンジできそうとのことで一安心です。
後2か月後・・・それまで体調管理を徹底しないと。

それから主治医の先生へお別れの挨拶です。
主治医の先生には本当にお世話になりました。
柔道をされており、体も大きく初対面の時はベットの近くで息子をじっと見つめて様子観察されており、一見怖そうな印象でした。

それが、時間がたつにつれ本当に心優しい先生だとわかりました。
私たちの現状も常に理解していただき、いつも最善の方法を提案していただきました。
とても信頼できる先生でした。

時には私たちのわがままにも誠意をもって対応してくださり、息子も「お父さんと勘違いしてないか?」と思うぐらい甘えていました。

本当は抜管まで立ち会っていただきたかったのですが、とても残念です。
こればかりは仕方ありません。

でも、こども病院の小児外科はチームで子供たちを診ていたので安心です。
信頼できる先生ばかりです。

最後に息子が大きくなって、元気になった時のためにビデオメッセージをいただくことにしました。
今でもそのビデオメッセージは大切に保管しています。
息子が高校を卒業する時に一緒に見ようと思っています。

先生は毎日のように手術を担当され、本当にお忙しい方でした。
24時間体制のため、休みの日でも呼び出しがありご多忙のようでした。
少し体も壊されたようでとても心配でした。

そんな先生とは年賀状でやりとりがあり、8年たった今でも繋がっています。
昨年は学会で鹿児島に来られる予定とのことでお会いできるのを楽しみにしていましたが、残念ながらコロナの影響で学会も中止になったようです。
とても残念です。

でも、また会える日が必ず来ると信じています。
元気になった息子を一目でいいので見てもらいたいです。
そして、改めてお礼を言いたいと思っています。

こうして、約3日間でしたが無事こども病院での検査入院も終わりました。

次はいよいよ2か月後の抜管チャレンジです。
ここで抜管できなかった場合、また1年後に再チャレンジとなるので息子の成長発達にも大きく影響します。
それまで体調管理を徹底しないと。

「無事抜管できますように」
夫婦で祈るような気持ちでした。

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