初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』)
息子が当時6歳の時の写真です。
息子も2月(2015年)に誕生日を迎え、6歳になりました。
「まだ生まれてたった6年なんだ」
たった6年間・・・私たち夫婦にとってはいろいろなことがありすぎて・・・
残すとこ卒園式のみとなった幼稚園生活
今日は幼稚園についてお話します。
幼稚園に入ったばかりの息子はとにかく幼稚園での「居場所がなかった」
この一言に尽きます。
幼稚園ではいつも一人ぼっち
いつも暗い表情で固まって、ついには笑顔までなくなってしまいました。
あんなにニコニコ笑顔の息子だったのに・・・
そこで思い切って幼稚園を変えました。
すると少しずつ笑顔を取り戻し、ようやく幼稚園での「居場所を作ること」ができました。
私は一つ勘違いをしていました。
「一人ぼっちはかわいそう。なんとかしてあげたい」
ずっとそう思っていました。
でも違うんです。
一人ぼっちは悪いことではないんです。
息子が幼稚園で楽しい生活を送れていないことに問題があることがわかりました。
息子が楽しんでいれば、一人ぼっちでも全然いいんです。
幼稚園での息子の居場所を作ってあげることが一番大切なんです。
その考えを療育で学びました。
私は当時かなりの心配症でした(笑)
とにかく必死で、週に1回は幼稚園に顔を出していました。
・私の顔を見ることで息子が安心する。
・幼稚園での息子の様子を知ることができる。
だからわかるんです。
新しい幼稚園に通い始めた時、息子の表情がどんどん明るくなっていくのが・・・
もちろん積極的に周りのお友達に話しかけるということはありませんでしたが、お友達から話しかけられたら返すことができるようになっていきました。
そして日にちの経過とともに・・・仲良くしているお友達とは楽しそうに話したり、一緒に遊んだりできるようにまでなりました。
息子は幼稚園での居場所をちゃんとゲットしたのですよね。
当時は成長発達も2年遅れと診断され、息子は同級生と比べるとまだまだ幼稚でした。
でも、息子の中では急成長です。
だって「2歳までこども病院で寝たきり」「4歳まで声もだすことができない」状態だったわけですから。
息子が幼稚園で楽しそうにしている。
ただそれだけでうれしかったのを覚えています。
親の役目はお友達を作ってあげることではないんですね。
「幼稚園や学校で子供の居場所を作ってあげること」
それが大切なんでしょうね。
そのために一番必要なことは「子供との会話」だと私は思っています。
特に今はコロナ禍
幼稚園や学校に親が顔を出す機会も大幅に減り、前以上に幼稚園や学校で子供の様子がわからない時代に突入しています。
したがって、子供の様子を知るには子供との会話しか手段がないんですよね。
子供って、嫌なことほど親に話したがりません。
その理由は「親にがっかりされたくないから」だと私は考えています。
でも、親が子供の話をまず最初に全て受け入れてくれたらどうでしょう?
良い話も悪い話も全部つつみ隠さず全部話したくなるはずです。
ようは子供に気を使わせない傾聴力を親が身につける必要があるのではないかと考えています。
例えば、「今日昼休み遊ぶ子がいなくて一人で校内をぶらぶらしていた。」
子供が話してきたとします。
親としては「一人ぼっちだった」ことに対して心配してしまいます。
恐らくみんな同じです。
「誰か一緒に遊べそうな子はいないの?」
「勇気を出して自分から一緒に遊ぼうと声かけてみたら」
焦ってこうアドバイスしてしまいがちです。
でもそれって子供にとってはすごい難しいことではないのかなと私は考えます。
「誰かと一緒に遊んでないとお父さん・お母さんに怒られる」
「一人ぼっちはいけないことなんだ」
誤解してしまっているかもしれません。
そういう時にはまずなぜ子供が親に話してきたかを考えるといいかもです。
理由は一つ
「幼稚園や学校がつまんないから」です。
だったら子供が楽しくなるようなアドバイスをしてあげたほうがいいのではないかと考えます。
「一人ぼっちは全然悪いことじゃないんだよ」
「みんな誰でもそういう時はあるから」
「退屈だったら本を読んだりしてたら」
ようは親が動揺しないことです。
親がどっしりと構えとけば、子供は一人ぼっちでも全然気にしなくなります。
本を読んだり自分なりの時間を楽しめるようになります。
そして時間はかかるかもしれませんが、学校を楽しんでいる子にはなぜか人が集まります。
「何読んでるの?」声をかけてきます。
そこで次のステップです。
周りのお友達との関わり方を教えていけばいいと考えています。
この考え方を学んでから、親としても随分気が楽になりました。
心に余裕が出てきました。
そしてその余裕が妻や子供にも伝染し、好循環へと変わっていくのを経験しました。
私の経験が少しでも皆様方のお役に立てれば幸いです。
いつもブログを呼んでいただき本当にありがとうございます。