④小学校編

体育ができなくても仕方ない

初めての方はまずこちらをお読みください。(希望の星『わくわく日記とは』

息子が小1(2015年)の時の写真です。

小学生になってからの最初の運動会が無事終わりました。

私の中での後悔は、

練習中、行進がうまくできないことについて気づいてあげれなかったこと

息子がなんでも言えるような雰囲気作りができていなかったこと

「息子は一人だけ行進ができないことを誰にも言えず、たった一人で悩んでたんだろうな」

そう思うと胸が苦しくてたまりません。

親として反省です。

 

でも運動会で大きな大きなヒントを得ることができました。

行進もうまくできない、かけっこも遅い

でも息子の頑張りを認め、褒めました。

周りのみんなもかけっこで大幅に遅れている息子を拍手で応援してくれました。

 

そうです。

みんなから頑張りを認められたことで、息子はできなくても自信を取り戻すことができたのです。

「これだ」

ピーンときました。

 

今までの私は、運動機能が大幅に遅れていることばかり気にしていました。

早くみんなと同じレベルまで成長しないと息子は「仲間外れ」や「いじめ」の対象となってしまう・・・

一人で勝手に焦っていたのです。

そして、いつの間にかハンディのある息子と周りの子たちとを比べてしまっていたのです。

 

息子を連れて、公園でアスレチックの特訓をしたり、ドッジボールやなわとびの練習をしたり、

体育の授業で少しでも息子が楽に取り組めるようにと必死になってしまっていました。

その焦りが、息子にも伝染し、「運動できないことは悪いことだ」と勘違いを起こしてしまっていたんですよね。

そこから他のことまで自信を失ってしまっていたんです。

 

まさに「親から始まった負のスパイラル」

原因は私だったんです。

過度に息子に期待をかけすぎて、息子の中で重荷になってしまってたんですよね。

 

解決策は簡単なことです。

「親が気にしないこと」

 

私が息子だけできないことを大げさに気にするから、息子も気にして不安になっちゃうんですよね。

 

だったら「できないものはできない」

いっそのこと、親が気にしなければいいんです。

 

幼少期の長期入院の影響で、運動機能が遅れている。

それは仕方のないこと。

それよりも、もっとできることに目を向ける。

 

ピアノの練習を頑張っている。

勉強もようやく手ごたえを感じてきている。

「できることに集中しよう」

 

それから私は徹底しました。

「鉄棒がうまくできない」

「病気だったんだから仕方ないよ」

割り切りです。

 

ただし、練習だけは息子がやる気の時はとことんつきあいました(笑)

体育の授業が少しでも楽になればと先回り練習も、続けました。

「できなくてもいい。仕方がないんだから」

そこだけは徹底しました。

 

すると息子にも少しづつ変化が表れました。

最初はやっぱりできないことを気にしていましたが、だんだんと気にしなくなってきたんですよね。

息子の中で「できなくても全然いいんだ」そんな安心感が芽生えてきたような気がしました。

元々マイペースな性格が功を奏したような感じでした。

 

ただ私はめげません。

せっかくやるからには息子にある程度の達成感は味わってもらいたい。

支援学級の先生にも事情を説明し、お願いしました。

同じ体育の授業でも、息子がちょっと頑張れば達成できる独自目標を可能な限り設定してほしい。

そうすることで、息子もやる気までは失わずに体育の授業に取り組むことができます。

例えば跳び箱で4段飛ぶ時、息子は3段が目標・・・そんな感じです。

 

それからですかね。

息子が体育の授業を嫌がらなくなったのは。

「今日はサッカーを習ったよ、シュートを止めたんだよ、スゴイでしょ」

息子なりにマイペースで体育を楽しめるようになりました。

できなくても全然気にしていないような感じでした。

 

小学校高学年になると、持久走大会もありました。

「苦しかったら体育は見学でいいんだからね」

毎回息子に言っていましたが、息子の答えは決まってこうでした。

「やってみようかな」

 

私だったら絶対に見学していたと思います。

でも、息子はどんなに遅くても、平然としていられる子に成長しました。

「持久走大会で〇〇君のお母さんが応援してくれた」

「ビリだったけど、先生やみんなが拍手してくれた。」

周りを見る余裕もあり、息子なりに体育も楽しんでいるんですよね。

「遅いことなんてどうでもいい、気にしない」と言わんばかりに・・・

 

結局は親の接し方一つなんだなと改めて実感しました。

親は決して慌てない。

期待しすぎない。

頑張る子供を素直に応援する。

頑張る子供を素直に認めてあげる。

ただそれだけでいいのかもです。

 

子供に得意不得意は必ずあります。

できることをできる範囲で頑張ればいい。

できないことはいつかできるようになるだろう。

肩の力を抜いて、子供たちに自由に、そして気楽にさせてあげる。

それが伸び伸びとした子育てのヒントなのかもです。

 

ちなみに中学生になり、徒競走の順位はビリから2番目にアップしました。

息子は大喜びです(笑)

 

いつもブログ『わくわく日記』を見ていただきありがとうございます。

 

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